ヘアドネーションって最近よく聞くけど何?やってみたいけどカラーしてても大丈夫?長さに条件があるの?など、気になる方も多いと思います。最近では、紅蘭さんがヘアドネーションで髪を短くしこともあり話題になりました。今回は、3年ほど前にオカンが実際にやってみたヘアドネーションの方法や長さ・カラーなどの条件について、簡単に解説したいと思います。
この記事では、ヘアドネーションをやるために必要な条件、美容室の探し方や送り方など、実体験を交えてご紹介したいと思います。
Contents
ヘアドネーションとは?長さ・カラー条件は?実際やってみた方法
オカンがヘアドネーションについて知ったのは、2016年の関西のローカル番組でした。日本でヘアドネーションを広める活動をしているNPO法人JHD&Cの代表が詳細や背景を説明されており、とても感動しました。そこで初めて、ヘアドネーションの活動について知り、やってみようと思ったのがきっかけでした。
ヘアドネーションとは?
アメリカのNPO法人から始まった活動で、小児がんや先天性の脱毛症などの病気が原因で髪の毛を失った子どものために、寄付された人毛でウィッグを作り無償で提供する活動です。
日本でまだ一般に知られていない頃にヘアドネーションを広めたのは、大阪のNPO法人 Japan Hair Donation & Charity(JHD&C)です。
日本人では、女優の水野美紀さんや柴咲コウさんがヘアドネーションにより髪をバッサリ切ったことから、注目され広まりはじめました。
NPO法人 Japan Hair Donation & Charity(JHD&C)とは?
JHD&C公式サイトより引用:
JHD&Cは、寄付された髪だけで作ったメディカル・ウィッグを頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに完全無償提供している日本で唯一のNPO法人です。
JHD&C(通称ジャーダック)は、脱毛症や乏毛症、小児ガンなどの治療や外傷等、何らかの事情で「頭髪に悩みを抱える子どもたち」に、ヘアドネーションによる献髪のみで作ったメディカル・ウィッグを無償提供することで「社会性の回復」をサポートし、子どもたちの未来を守ることを目的として設立されました。同時にこの仕組みは「ドナーの想い・善意」が、髪を通じて子どもたちへとつながっていく、Sustainability(持続可能性)の高い活動としても広く認知されています。
ヘアドネーションの条件は?
ヘアドネーションの条件は以下の3点のみ!
・31cm以上の長さがあること
・ブリーチ・カラーヘアでもOK
・完全に乾いていること
単純明快ですね!女性なら、すでに条件を満たしている方も多いのではないでしょうか?
ちなみに、子供の髪の毛でも長さ条件が満たされていたらOKなので、親子で寄付している方もおられます。
実際に、ヘアドネーションしてみた方法
伸ばし期間:2016年7月頃~2018年2月(約1年7ヶ月)
開始時のヘアスタイル:伸びかけのショートカット
カット場所:行きつけの美容室
発送した時期:2018年6月頃
受領証:なし
ヘアドネーションのやり方(流れ)
STEP1:美容室を決める
STEP2:カットしてもらう
STEP3:ドナーシートに記入する
STEP4:郵送する
STEP1:美容室を決める
後半に詳しく記載していますが、美容室は基本的にどこでもOKです。
行きつけの美容室でヘアドネーション対応してもらえるか確認してみるのがおすすめです。
その際は、発送は自分でやります。
※JHD&Cの活動に協力している「賛同サロン」では発送までやってくれます。
STEP2:カットしてもらう
カットしてもらう際に、カット後にどんなヘアスタイルにしたいか、相談します。
協賛サロン以外でカットした場合は、カットした髪をもらって帰ります。
STEP3:ドナーシートに記入する
JHD&Cの公式サイトからドナーシートをダウンロードして、必要事項を記入します。
印刷でも手書きでもOK!
STEP4:郵送する
髪の毛・ドナーシート・返信用封筒(受領証を希望の場合のみ)を送付します。雨などで封筒の中の髪が濡れないように、髪の毛はビニール袋に入れておきます。
送料は、寄付金としてこちらが負担します。追跡機能のある発送方法がおすすめです。
おすすめ発送方法・郵送先
追跡機能のある発送方法:日本郵便「レターパック」かヤマト運輸「宅急便コンパクト」がおすすめです。
郵送先はこちら。
宛先〒530-0022 大阪市北区浪花町13-38 千代田ビル北館7A
JHD&C ヘアドネーション係
宅配便記載用の電話番号→06-6147-5316
※電話での問い合わせには対応していないので、ご注意ください。
美容室でカットしてもらう際の注意点
基本的にどこの美容室でもOK!
ヘアドネーション用のカット自体は、どこでも美容室でもOKです。JHD&Cの活動に協力している「賛同サロン」であれば、当然ドネーション対応していますし、カットした後の髪を発送するところまでやってくれます。
通い慣れた美容室の場合は、事前にヘアドネーション対応が可能か確認しておきます。「やったことないけど対応するよ」という場合は、JHD&Cの公式サイトから美容室向けの「ヘアドネーションの方法」(PDF)がダウンロードできるので、持参すると親切ですね。
その際は、発送は自分でやります。
予約時に、ヘアドネーション用にカットしたいと伝える
初めて行く美容室の場合は、電話でヘアドネーション用のカットが可能か確認してからの方がいいと思います。
いつも行ってる美容室の場合は、伸ばし始めに伝えておきつつ、予約の際に「今回ヘアドネーション用カットします」と伝えておくのがおすすめです。
ヘアドネーション用カットは少し時間がかかったり、髪の毛を束ねるゴムを用意したり、美容室の方も準備が必要です。
カット中の写真を撮影したい場合は、事前にお願いしておく
カットしてもらっている時に写真を撮りたい場合は、事前に美容室にお願いしておくことをお勧めします。
実際、カット中に写真を撮るには、美容師さんの協力が必要になります。ヘアドネーション用カットは時間がかかるので、写真までお願いするのは、ちょっと気が引けるし勇気がいります。
でも、せっかくここまで伸ばして貴重な経験をさせてもらうので、写真に残したい気持ちもわかりますし、当然だと思います。
予約時と当日行った時にお願いしておくことで、相手も心づもりしていてくれるので、気持ちよく対応してもらえます。
ヘアドネーションの受領証をもらう方法は?
ヘアドネーションは、髪の毛を郵送する際に返信用封筒を入れると受領証を返送してもらえます。今は、返信用封筒1枚につき、非売品のヘアタイがもらえるみたいです。
返信用封筒の書き方
・受領証が入るサイズの封筒を用意
受領証サイズは100mm×148mm、長型3号でOK
・表面に返送してもらう自宅住所と氏名を書く
この時「〇〇〇〇行」とするのが常識ですが、業務削減のため「様」と書いてくださいとの注意書きがあります。
・裏面の差出人も書きます
髪の毛を郵送する宛先と同じです↓
〒530-0022 大阪市北区浪花町13-38 千代田ビル北館7A NPO法人JHD&C
・82円切手を貼ります。
(※切手代は2019年8月現在。)
・髪の毛を送る封筒に同封して郵送する
※受領証の返送には、最短でも1ヶ月はかかるそうです。
せっかくの頑張って伸ばしたので、自分の達成感や記録のためにも、個人的にはもらっておくのがいいかなと思います。
しかし、残念ながらオカンはもらいませんでした。
当時、ブログはやっていなかったですし、何よりSNSなどで誰かに見てもらったり公表する為にやったわけではなかったので、証明書をもらう必要性を感じていませんでした。(カット中の写真も撮らず・・・)
でも、ブログを書いている今となっては、これから始めてみようという方の参考になるので、写真に残したり、人に見せなくても記録として証明書ももらってもよかったなと反省。
いつか、子供が見つけて「お母さん、こんなことしてたんや~」と思ってくれたかもしれないなぁと思ったり。今必要性を感じなくても、もらってよかったのかなと思いました。
とはいえ、返送してもらうのも手間と費用がかかるので、PDFなどデータでもらえるなら余計嬉しいですね。笑
これからやってみようという方は、上記を参考にもらっておくのもいいかなと思います。
また、自分がやったことをSNS発信することも、そこからやってみようと協力者が増えると嬉しいので、写真を撮って発信してみるのもいいと思います。
ヘアドネーション実際にやってみた感想
・伸ばし中がつらい
もともとショートヘアの人なので、ロングに慣れてないので、結い方・扱い方に苦戦
耐えれずに31cmギリギリで切ってもらったら、超ベリーショートになった・・・笑。
それでも条件の長さまで何とか頑張れたのは「人の役に立つ」と思えたこと。
・自分史上いちばん髪を大切に扱う
ショートだとすぐ切るので、髪のケアはテキトーでしたが、オカン史上最もていねいに髪をケアしました
・ロングのヘアアレンジを楽しめる
なんやかんやで、どうせ伸ばすならヘアスタイル極めてみよう!と思い、ちょっとやってみたかったアレンジを日々試行錯誤。今思うとめっちゃ楽しかった!
YouTube動画やPintarest(アプリ)で好きなヘアアレンジを見つけてはチャレンジ。
結果、娘の髪結いが上手になりました!笑
・SNS公表せず、人知れずでも清々しい
とはいえ、繰り返しになりますが、やはり受領証はもらっておいたほうがいいと思います。
ヘアドネーションの条件は?実際やってみた方法まとめ
ショートヘアを伸ばすところからスタートしたので、長期間になりましたが、伸ばし中もヘアドネーションで喜んでくれる子供がいることを想像ながらの日々は、我が子と同じように小さい頃から闘病している子供たちのことをたくさん考えました。
世の中に実はたくさんいる病気と闘っている子供たちほんの少しの力になれる行動は、幸せな時間でした。
ロングに慣れない方にとっては、かなり大変だと思いますが、オカンはやってみて本当によかったと思えたので、興味のある方はぜひやってみてほしいなと思います。
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