今年も、台風や豪雨による水害が心配な季節がやってきましたね。去年7月の西日本豪雨は記憶に新しく、甚大な被害が発生しました。
人ごとではなく、家族を守るため、事前にしっかりと備えておきたいですね。
今話題の「マイ・タイムライン」で豪雨対策しておきましょう!作り方などカンタン解説していきます。
この記事では、水害時に役立つ自分専用のタイムライン「マイ・タイムライン」とは何か、作り方がわかります。
Contents
【豪雨対策】マイ・タイムラインとは?
マイ・タイムラインとは、豪雨・大雨などの水害に備えて、前もって自分のとるべき行動を整理して、時間軸にまとめたものです。家族一人ひとりが自分用に作ります。地域や家族構成を考慮した、自分のベストな逃げ方を手に入れることができます。
いざという時、差し迫った状況では、何からどう行動したらいいのかわかりません。前もって自分のとるべき行動を整理しておくことは、事前にシミュレーションしていることにもなるので、行動に移しやすくなります。
台風や豪雨により水害が発生する危険性がある時に、今とるべき行動を確認するリストになり、また判断をサポートする材料にもなります。これにより、「逃げ遅れをゼロにする」ことが期待されています。
みんなでタイムラインプロジェクト動画【公式】
どういうプロジェクトなのか、どういうシーンで役立つのか、とてもわかりやすく解説してくれている動画です。マイ・タイムラインプロジェクトを推奨している国土交通省 関東地方整備局 下館河川事務所の公式YouTube動画です。
出典:下館河川事務所YouTube
参考サイト:「みんなでタイムラインプロジェクト」国土交通省 関東地方整備局
マイ・タイムラインの作り方
マイ・タイムラインの作り方を解説します。
国土交通省 関東地方整備局 下館河川事務所の「みんなでマイ・タイムライン」サイトから、カンタンに作れる雛形PDFをダウンロードできます。
小・中学生の防災授業などで使用するものですが、家庭でも使いやすいので、おすすめです。
マイ・タイムライン作るステップ
STEP1:ひな形「逃げキッド」をダウンロードする
STEP2:チェックシートを利用して、現状を把握する
STEP3:正しい知識を学び、備えについて考えてみる
STEP4:マイ・タイムラインを作ってみよう
STEP1:マイ・タイムラインのひな形「逃げキッド」をダウンロードする
この簡単に作れるひな形一式は、「逃げキッド」と呼ばれています。
小・中学生向けに作られていて、学校の授業や防災教育で利用できます。各ご家庭で実施する際に利用できるので、公式HPから一式をダウンロードしてください。家族分プリントアウトして使います。
以降は、逃げキッドの手順に沿って調べたり書いたりしていきます。
STEP2:チェックシートを利用して、現状を把握する
マイ・タイムライン作成のために、まずはチェックシートで自宅の現状を把握します。地域のハザードマップをチェックして、浸水エリアかどうかチェックします。
・浸水何メートル?
・浸水時間は?
各ご家庭の家族状況を再確認します。
・避難に時間のかかる人:妊婦や赤ちゃん、障害者や高齢者など
・持病の薬が必要?
・ペットの有無
・車の有無
STEP3:正しい知識を学び、備えについて考えてみる
ダウンロードした資料1と資料2で台風発生から川の氾濫までを時間の流れと共に学びます。3日前から氾濫するまでの状況を知り、台風発生から氾濫までにできる備えについて考えます。
この時、付箋があると便利です。接着面の多い付箋であれば、書き出して、貼り付けて、相談しながら貼り替えができます。(オカンメモ:gnotesの付箋は接着面が多くて使いやすいです。参考本「1冊の付箋ノートで、人生ははかどる」坂下仁・著)
STEP4:マイ・タイムラインを作ってみよう
今まで作ったチェックシートと先に記入した資料2を書き写したら完成です!
もっと具体的な方法が知りたい方は、オカンが実際に作ったと作成例を載せた記事も書いていますので、こちらも参考にしていただけると思います⇨【作成例あり】マイ・タイムラインの作り方!台風・水害に備えよう!
「マイ・タイムライン」を使用するときの心得
自分用に作ったマイ・タイムラインは、あくまで標準的な行動の一例です。その時の状況に合わせて、柔軟な対応が必要です。
そのためにも、台風・豪雨のシーズンが来る前に、家族みんなで水害について話したり、正しい知識を身につけておくことが大切ですね。
【豪雨対策】マイ・タイムラインの解説・作り方まとめ
親として、我が子を守りたい想いから学んでおく・備えておくのは大切です。できれば、大人だけでなく、子どもと一緒に作ってみることをお勧めします。
いざという時に、我が子と一緒にいるとは限りません。幼児でも小学生でも、年齢に合わせて理解できる範囲で話したり、動画で知っておいてもらうことは、大切だと思います。
また、マイ・タイムラインは一度作って終わりではありません。家族が増えたり、引っ越したり、環境の変化に合わせて作り直してくださいね。
大切な命を守れる行動を取れるように、先手先手で行動していきましょう。
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